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言の葉の庭

 映画館まで足を運んだ時、台風が近付いているだかで、雨が大きな音を立てて降っていた。そんな日に、新海誠監督アニメーション中編作品『言の葉の庭』を観てきた。

 今まで沢山のアニメーション映画を見てきた。賞賛に値する映画を沢山見てきた。
 その上で、私はこの作品が、他の長編、中編、短編問わず、アニメーション作品として、好もしく感じた。
 この監督の作品では、登場人物がよく本を読む。夏目漱石から、万葉集まで、幅広い日本の文学を。
 (この作品でも、登場人物の一人であるユキノが、夏目漱石の『行人』を読んでいた。あの表紙は、多分、間違いない。)
 作品のキーとなる短歌は万葉集から、「私たち、泳いで川を渡ってきたみたいね」という台詞は、村上春樹の『ノルウェイの森』からの引用だ。
 その様に散りばめられた台詞や、用いられた本が、私としては凄く落ち着く。単純に心地がいいと思う。
 『言の葉の庭』は、小難しい話ではない。高校生の少年と、社会人の女性の二人が、雨の日が来るたびに少しずつ自分を取り戻す話だ。単純にただそれだけ。語り手の二人はいつも、自分を肯定出来ずにいる。自身が原因で、或いは、自身が全く及ばない場所で。
 映像文学と評される通りに、映像や音楽で表現される手法によってあのラストが迎えられたのだと、強く思う。
 
 『言の葉の庭』は先行してブルーレイが発売されているが、公開されている内は、出来るだけ劇場まで足を運んで欲しい。
 あと、公式で流されているPVを見ていないのならば、それを見ずに、行くことを推奨したい。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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